反テロリズムの合言葉「Je Suis Charlie」が米アニメ『ザ・シンプソンズ』にも登場!シンプソンズ一家の次女マギーが旗を掲げる!
先日開催されたゴールデン・グローブ賞では、同日に起こったパリを中心とするフランス全土での大規模なデモを支持するコメントやスピーチが多くのハリウッドスターたちから発せられました。そしてゴールデン・グローブ賞の中継の裏番組だったアニメ『ザ・シンプソンズ』でも、気の利いたシーンが挿入されたようです。
『ザ・シンプソンズ』は放送のほぼ1年前に制作をしているために、時事問題を内容に織り込むことは非常に稀なのですが、今回はエピソードのエンディングの部分で、物語とは直接関係しない形でこの画像が挿入されたそうです。次女のマギーがドラクロワ作の「民衆を導く自由の女神」を模すようにして「Je suis Charlie」と書かれた旗を掲げています。
過激なアニメが作られるアメリカでは過去に『サウスパーク』が熊のぬいぐるみを着せた預言者ムハンマドを登場させて、製作者が殺害予告される事態にまで発展し、結局その回はお蔵入りになったこともありますが、『ザ・シンプソンズ』は宗教や人種問題に関しては比較的穏やかなためにイスラム圏でも修正を加えた形で放送されていたようです。
多くの視聴者はゴールデン・グローブの中継を見ていて『ザ・シンプソンズ』を見逃していたようですが、なかなか気の効いたことをしますね。『サウスパーク』もシーズンを終えたばかりで、火に油を注げなくてよかったです。
参照記事:COLLIDER